前職同士の対決に新人参戦 激戦続く静岡6区 実現性はどこまで?観光振興への政策が争点【衆院選2024】

Поделиться
HTML-код
  • Опубликовано: 21 окт 2024
  • 衆院選は後半戦に突入し、開票日まで残り5日となりました。10月22日は沼津市や伊豆半島を選挙区とする静岡6区です。候補者は届け出順に、▼れいわ新選組の新人 冨谷皐介候補、▼自民党の前職 勝俣孝明候補、▼立憲民主党の前職 渡辺周候補の3人です。激戦を繰り広げてきた前職2人と新人による三つ巴の争いです。
    <自民・前職 勝俣孝明 候補>
    「大変、厳しい選挙戦であります。小選挙区で1票でも勝ち抜いて、そして5期目新たな扉をしっかりとみなさんと一緒に開いてきたいと思います」
    自民党の前職・勝俣孝明候補48歳です。前回の選挙では約4400票差で小選挙区での初勝利を飾りましたが、自民党への逆風もあり、変わらず追う立場であると自身を位置付けます。
    選挙戦初日、出陣式の場に選んだのは区割りの変更により、今回から6区に加わった伊豆の国市の旧伊豆長岡町です。
    <自民・前職 勝俣孝明 候補>
    「半島防災、半島強靭化をしっかりと推し進めます。そして長年みなさんと一緒に進めて参りました、東駿河湾環状道路、伊豆縦貫自動車道、伊豆湘南自動車道、命の道であります。この高規格道路をしっかりと推進をしてまいります」
    自民党も力を入れる選挙区です。
    <自民党 小泉進次郎選対委員長>
    「おはようございます」
    小泉進次郎選対委員長が激励に駆けつけました。
    <自民党 小泉進次郎選対委員長>
    「自民党全体に対する批判は私のような執行部の者が負えば良いわけで、勝俣さんが負うべきものではないと。選ぶべきは誰なのか必ず伝わると思います。必ず勝つと。1票差でも勝つ」
    過去の選挙戦で勝ちきれていない地元・沼津市では危機感をあらわに訴えかけます。
    <自民・前職 勝俣孝明候補>
    「僕が回ると『勝俣くん、大丈夫だよ、勝俣くん大丈夫だよ』ってみんな言ってくれるんです。でも勝俣本当に今回は大丈夫じゃないんです。勝俣孝明を助けてくれませんか」
    6区の有権者のうちおよそ4割を占める沼津市を中心に力を入れています。
    <立憲・前職 渡辺周候補>
    「普通の人が、皆さんが守らなければいけないルールは政治家も守って当然だと。そんな話がいっぱいあります。私は一括りにして、おかしなことをうやむやにはしない」
    10回目の当選を目指す立憲民主党の前職・渡辺周 候補62歳です。
    前回は野党の牙城ともいわれる静岡6区を崩され、野党への追い風を背にリベンジを狙います。
    <立憲・前職 渡辺周候補>
    「財源を子どもの子育て支援にあてたり、まさに地方交付税の地方交付金にあてたりいろんなことができるんです」
    政権交代を目指す渡辺候補は、予算分配を変えることで教育費や給食費の無償化、若者の奨学金の負担をなくしていくことなどを訴えます。
    <アナウンス>
    「野田佳彦代表、この仲見世の商店街を歩かせていただきます」
    選挙戦中盤、野党側も大物が入ります。
    立憲民主党代表の野田佳彦元総理が応援に駆けつけます。
    <立憲民主党 野田佳彦代表>
    「きょうはこの接戦区の6区に来た次第であります。今回は何としても本来の実力通りに渡辺周さんに小選挙区で勝ってほしい。小選挙区で勝てば、もっと厳しい選挙区で戦っている仲間が比例復活することができます」
    選挙戦も1週間を切り、感情的に支援を訴える場面が増えました。
    <立憲・前職 渡辺周候補>
    「本当にこの選挙で自民党を勝たせたらいけないんです。禊、免罪符になってしまうから。もう一度どうかやらせてください。そのためにももう一回どうか国政の場で働かせてください」
    大票田の沼津を固めながら、伊豆半島でどこまで巻き返せるのか、陣営は力を入れます。
    <れいわ・新人 冨谷皐介候補>
    「みなさんどうか気づいてください。私たちの生活、自民党政治が続くと消費税が上がり、ますます冷え込みます。冷え込むどころか凍り付いてしまいます」
    前職2人の対決に割って入るのが、れいわ新選組の新人・冨谷皐介候補55歳です。冨谷候補はスルガ銀行のシェアハウスをめぐる不正融資の被害者で、自民党政治が不況を招き、将来への不安を生んだことが根本の原因だと批判します。
    <れいわ・新人 冨谷皐介候補>
    「この日本において将来不安を払しょくする、これが私が大事なことその一つの手段として消費税をやめる思いやりのある国民性の日本、日本人国民性を大事にしながらみんなが助け合って生きていくそんな健やかな日本をわたしはつくっていきたい」
    冨谷候補は経済を底上げするために▼消費税やインボイス制度の廃止、▼社会保険料を下げるなどの政策が重要だと訴えています。
    「頑張ります」
    「頑張ってくださいよ」
    「消費税をなくして生活を底上げする、手元に残るお金を増やします」
    北海道出身の冨谷候補が静岡6区からの出馬を表明したのは、公示直前の10月7日。まだ不慣れな選挙区ですが、幅広く活動を展開し、地域住民と交流するなどして浸透を図ります。
    <れいわ・新人 冨谷皐介候補>
    「素晴らしい街並みじゃないですか。でもやっぱりお客さんすくないかなって思うのと、ポテンシャルがあるのにもったいないなって」
    静岡県内の小選挙区では唯一のれいわ新選組の候補となり、「反自民票」を取り込みたい考えです。
    <LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
    静岡6区を取材する東部総局の竹川記者です。
    <東部総局 竹川知佳記者>
    静岡6区は沼津市や熱海市、伊豆半島があり、観光振興への政策が焦点です。こちらは、県がまとめた伊豆の観光客数の推移です。
    2017年をピークに、コロナ禍の2020年に大幅に下がりました。2022年からは徐々に回復傾向ですが、コロナ禍前には戻り切っていないのが現状です。
    観光地の有権者に現状の課題を聞きますと、人手不足が厳しい、電気代高騰、物価高が響いているなどの意見があり、補助金の拡充を求める声がありました。
    <LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
    そうした声がある中、各候補は観光政策についてどんなことを訴えていますか?
    <東部総局 竹川知佳記者>
    政策内容は三者三様です。れいわ・新人 冨谷候補は「若い人を観光業に呼び込むことが必要」、自民・前職 勝俣候補は「観光と防災の両立や、ワサビなどの特産品を世界に発信」立憲・前職 渡辺候補は「Wi-Fiやキャッシュレスなどでインバウンド対策」などを訴えています。
    掲げる政策とともにどう実行していくのかという実現性も問われていると感じます。

Комментарии •